ライティングを始めるなら。初心者が読んでおきたい本4冊

当ページのリンクには広告が含まれています。
ライティングを始めるなら。初心者が読んでおきたい本4冊

記事の執筆依頼をいただき、ライターとして報酬をいただくことが増えてきました。

今回は「仕事として書く」ことを始めてから読んだ本で、参考になると感じた本を紹介します。

目次

取材、執筆、推敲―書く人の教科書/古賀 史健

・ダイヤモンド社 (2021/4/6出版)
・A5版ソフトカバー
・476ページ

ライティングについての骨太な技術書

タイトルの通り、取材・執筆・推敲にの各工程に関して、”おもしろいコンテンツ(≒文章)”を書くための方法論がまとめられています。

構成に悩む、内容がいまいち分かりにくい、表現がワンパターンになってしまう、など「文章を書く」ことに困ったことのある人なら読んでおいて損はない一冊です。

特に私が印象に残ったのは文章の構成について。「段取り八分仕事二分」と言いますが、文章においても構成が一番大事。ここがしっかりしていないとまとまりのない文章になってしまいます。

分かりやすい構成の組み立て方について、著者のノウハウが公開されていて大変参考になります。

書く仕事がしたい/佐藤 友美

・CCCメディアハウス (2021/10/29出版)
・四六判ソフトカバー
・336ページ

「ライターとして働き、生活をしていく上で大切なことはなにか」ということに注目した本。

文章術よりも、ライティングの具体的な流れや雰囲気、心構え、収益方法や生活についてなど、仕事としてのライター業について綴られています。

特に本書で特徴的なのは、

  • フリーランスとしてのライターの働き方
  • ライター業をやる上でのマインドセット

についての内容に多くを割いていること。

20年以上ライターとして生活している著者のリアルな経験や考えが書かれているので、ライターって実際どんな仕事をしてるの?という部分のイメージがつきやすいと思います。

読みたいことを、書けばいい/田中泰延

・ダイヤモンド社 (2019/6/12出版)
・四六ソフトカバー
・272ページ

一人の名コピーライターのライティングに対する哲学が書かれています。

小気味いい語り口と話の展開で、読み物としてとても面白い一冊です。

なお、書くための技術のエッセンスは本編よりも合間に挟まれている「文章術コラム」に多く含まれているように思います。なにせ文章の密度が一眼でわかるほどに違います。

リサーチの技法

著:ウェイン・ブース, 著:グレゴリー・コロンブ, 著:ジョセフ・ウィリアムズ, 著:ジョセフ・ビズアップ, 著:ウィリアム・フィッツジェラルド

・ソシム (2018/7/10出版)
・A5版変形ソフトカバー
・496ページ

裏付けのある記事を書くうえで一番大事な「リサーチ」。

上で紹介した「読みたいことを、書けばいい」でも ”物書きは「調べる」が9割9分5厘6毛” と書かれています。情報調査はライティングをする上で欠かせない作業です。

そんなリサーチとは何か、正しい情報をどうやって得るか、情報を記事の中でどう扱えばいいのかについて詳細に解説しているのが本書です。

本書はいわゆるライティングの本ではなく、研究(文系/理系問わず)における文献調査について書かれた本ですが、ライティングにも共通する内容となっています。

翻訳の問題か、やや読みづらいところがあるのが難点。ですが、信頼できる情報元の当たり方や調査内容をまとめる上でのノウハウなど、一読の価値がある本です。

「書くことで収入を得る」ために必要なこと

今は文章を書くことで収益を得るハードルが下がってきました。

クラウドソーシングサイトにはさまざまな案件があり、副業としてWEBライティングを始める方も増えています。noteなどの媒体で有料記事を配信することも容易です。

しかし、そんなふうに文章を書くことで報酬を得るためには、一定以上のクオリティと正しく裏付けのある内容が求められます。

「書く」ということは誰にでもできることのように見えて、その実高い技術と知識が必要な行為です。相手の求めている情報を、正しく、伝わるように書く。そのためには多くの知識と経験が欠かせません。

私も人に見せるための文章を書きはじめて結構な時間がたちますが、常に試行錯誤を続けています。

こに記事が皆様の参考になれば幸いです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次