左右分離型キーボード・Lily58 Pro のケースを自作する

当ページのリンクには広告が含まれています。

先日自作したキーボード。そのままでも使用に問題はないのですが、無骨なボディからは内部のパーツ類が覗けてしまいます。そのままでは心もとなく感じたので、ケースを作ることにしました。

目次

作ったもの

Lily58 Pro 用ケース

  • 3Dプリンターで印刷して制作
  • キーボードをはめ込むだけの簡単構造
  • 側面を覆う形で埃からカバー
  • 奥に向けて10°程度傾斜

側面はトッププレートと同じ高さ、アクリルプレート部分は一段高さをあげました。

ケーブル部分は大きめの穴を開けています。

界隈ではプレートにねじ止めする堅牢なケースが一般的ですが、掃除の手間や設計コストを考えてはめ込み式の簡単な構造に。ゴム足付きのキーボードをそのままセットすることでズレやカタつきを防いでいます。

ケースというより「カバー」の方が近いかもしれません。

制作時はプリンターのサイズが足りなかったので、2分割で印刷して接着しました。

Blenderでモデリング

CADソフトを使うのがベストなのでしょうが、使い慣れたBlenderで設計しています。

Git HubからLily58のケースのパスデータ(Lily58_case.ai)をダウンロード。

Blender上で寸法をトレースしていきます。

内部を0.5 mm程度拡大し、厚み1 .5mmでケースのモデルを作りました。

ケーブル穴部分は参考になる図面がなかったので、余裕をもって大きな一体型の穴にしています。

なるべく薄い、ミニマルな印象のケースを目指しました。

奥側に厚みをつけ、10°くらいチルトさせてみます。気持ち程度の傾斜です。

3Dプリント

では、早速印刷していきましょう。

使用環境
プリンター:Phrozen Shuffle Lite(光造形式)
レジン:ELEGOOの透明レジン

光造形である必要は全くないのですが、家にはこれしかないので印刷していきます。

印刷面積が120 × 68 × 170 (mm)と小さいので、先ほどのデータを2分割して出力することにします。

モデルの真ん中付近で分割し、ミラーリングしました。

印刷〜二次硬化

CHITU BOXというソフトでモデルをスライス。

2分割でもギリギリのサイズだったので、本体・サポートともに無理やり詰め込みました。(今思えば1パーツずつ4回に分けて印刷したほうが良かったです)

中身をサポート20%、厚み1 mmで空洞化し、内側・外側に分けて出力。

印刷時間はそれぞれ7時間くらいでした。

洗浄し、UVライトと自然光で二次硬化します。

表面処理と修正

みたところ大きな印刷トラブルはなさそうです。

ただ、よく見ると本体中央部に筋状の溝がありました。あと洗浄不足で縁にレジンが固まってしまっています。

原因はプリント時の配置でしょう。

重さのある長いパーツなのに、ほぼ垂直で印刷してしまったせいで積層ずれが起きたんだと思います。手間をケチるものではないですね。

アクリルプレート部分も少し高さが足りないため、まとめて修正します。

溝にUVレジンを盛り、ヤスリで不要な部分を削りました。パーツの接着もレジンです。高さが足りない部分にはマスキングテープを貼り、それを壁代わりにUVレジンを盛って補正します。

がたつかないよう底面を念入りにヤスりがけしたらサーフェイサーを吹きます。

#600くらいまで、気が済むまで滑らかにしたら

ラッカー塗料で塗装して完成です!

そのままでは滑ってしまうので、ケース裏にも滑り止めのゴム足をつけました。

まとめ

Lily58 Pro のケースを設計・自作してみました。

設計が甘い部分もありますが、外観がシンプルで格好いいケースが作れて満足です。

驚いたのが、ケースをつけると明らかに打鍵音が変わったこと。
裸のままだと低い残響感が混ざった音だったのが、ケースをつけた後はクリック音が綺麗に聞こえます。これが新たな沼の入り口なのかもしれません。

それでは!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次