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先日、VioRouというブランドのメガネを購入しました。
初めてちゃんとしたメガネを作ったのですが、ふらっと行ってパッと選んでその日に帰れるJINSなどのファストメガネ店と違って、事前のお店探しやフレーム購入などの流れがよくわからなくて不安だったんですよね。
同じようなハードルの高さを感じている人もいるんじゃないかな、と感じたので、私が実際にメガネを作りに行った時の流れをブランド探しからフレーム選びまで紹介します。
「いいメガネを作りたいけど、よくわからなくて……」という方の参考になれば幸いです。
年々進行していく近視に怯えたからです。
私は近視が強く、レンズ代込みで安く作れるJINSのメガネを愛用していたんですが、2年に1回くらいのペースで度が合わなくなって作り直していたんですよね。
メガネも医療機器の一種、聴力が弱い人にとっての補聴器のようなものと考えると、ちゃんとした処方を受けてプロに合わせてもらう方が絶対良いだろうな。と思うようになりました。
ちょうど『めがねを買いに』という本を読んでブランドフレームに興味を持ったのもあり、しっかりした眼鏡店に行ってみることに。
とは言っても、眼鏡屋なんてCMをしているファスト系ショップ以外はよくわかりません。「鯖江のメガネがいい」と耳にしたことはありますが、そもそもどんなお店で売られているのか、他にどんなブランドがあるのかも知りませんでした。
何から始めれば良いのか悩みながらも、まずは
という流れから始めることにしました。
まずは、「いいな」と思うフレームを見つけることが一番。
デザインや機能性、かけたときの雰囲気など、ある程度のイメージがあればフレーム選びもしやすくなります。
お店で色々見ながら探すのもアリなのですが、私の場合、たくさん並んでいると逆に迷ってしまうので、まずはネットで好みのブランドを探すところから始めました。
まずはベーシックなのか華やかなのか、印象や使用シーンを考えるとブランドが探しやすくなります。
私の場合、次のような基準を最初に決めて探し始めました。
ブランドから選ぶとき、気になるのが国産かインポートか。
コンセプトはブランドにより様々ですが、デザインにはわりとお国柄が出る印象があります。海外のものはファッションアイコン的な華やかなデザインが多く、国産はビジネス向けのデザインが多いですね。
産地でいうと、国内では鯖江、インポートだとアメリカやフランス製のものが人気なようです。
国産|ベーシックなものが多い。作りが丁寧でアフターフォローが手厚い。
インポート|デザイン性が高いものが多い。修理など対応できる店が限られる
ビジネスでも使えるベーシックなデザインなら『TURNING』や『Haku』、『Tsubura』『Boston Club』『Moscot』などがかなり印象的でした。テンプルのデザインで遊びたいなら『Line Art』『FLEA』なども素敵。
私は最終的に『VioRou』『Less than human』『BOZ』『Factory 900』が気になりました。
気に入ったブランドが見つかったら、ブランドのWEBサイトで取扱店を調べましょう。
職人が制作するメガネフレームは量産がむずかしく、取り扱い店が限られるブランドも少なくないので、意外とこの段階で候補ががっつり削られます。公式ページに載っていなくても「”ブランド名” 取扱店」とか「”ブランド名” ○○県」などで検索するとヒットすることも。
残念ながら近くに取扱店舗がない場合は、行けるお店で取り扱いのあるブランドを中心探し直すのも手です。
複数のお店で取り扱いがあった場合、まずは一番「雰囲気が好みだな」と感じたお店に行くのがオススメです。入荷しているモデルやフレーム選びのアドバイスなど、好みにあうものに出会える可能性が高まります。
気になるフレーム・取り扱い店が見つかったら、あとはもう少し。
処方箋不要の眼鏡店も多いのですが、一度はしっかりと目の状態を見てもらうことをおすすめします。
特に近視の強い人は眼底検査やOTC検査まで受けておくと安心です。仕事で眼科周りの研究をしていて知ったのですが、強度近視が進行すると眼軸が縦に伸びていき、網膜剥離などのリスクが高まっていくんですよね。
眼鏡店の検査は視力・眼圧ははかってくれるけれど、目そのものの状態は見てくれないので、病院で検査を受けておくといいと思います。
また、メガネ処方箋があれば眼鏡店での対応もスムーズです。医院と提携している眼鏡店であれば、処方箋によるフレームの割引がある場合もあります。
処方箋を手に眼鏡店に行ったら、おまちかねのフレーム選び。一番楽しくて悩むところです。
実物を見ても目移りする時・自分に合うかわからなくなった時は、店員さんに相談してみましょう。
これまでに調べた、
などを伝えると、似合いそうなものを提案してくれます。
私のメガネ選びを手伝ってくれた店員さん曰く、「とにかくいろんなフレームを試して、候補をたくさんピックアップしましょう。その後、一つずつ候補を絞って行くのがオススメです!」とのこと。
たしかに。『メガネを買いに』でも10本はフレームを試せと書いてありました。
私自身、じっさいに色々試着するうち、好きなフレームの中でも自分に合うもの、イマイチなものが段々とわかってきました。気兼ねせず、いろいろとかけてみるといいのだと思います。
TIPS:
試着中、度がないレンズでは何も見えない……。そんな時はスマホで自撮りした画像を確認したり、インカメラを鏡がわりにすると見やすくなります。おすすめ。
フレームを選んだら、続いてはレンズ。
遠用・遠近両用・中近両用・近用などのバリエーションのほか、メーカーやグレードなどでもレンズの厚みや見え方が変わってきます。
遠用の単焦点レンズはさほどでもないですが、レンズ内で度数に差がある遠近両用レンズなどはグレードによる見え方の違いが顕著で、安価なレンズでは視界端が大きくぼやけることも。
このあたりはApple製品のグレード選びと似ています。悩みどころですが、慣れでカバーできる部分もあるので、予算に合わせて選ぶといいと思います。(それが難しくもあるのですが……)
レンズが決まればお会計をして、耳当て・鼻パッドなどのフィッティングをして一旦帰宅します。
1週間ほどでメガネが完成するので、フィッティングの微調整や見え方の最終チェックをして受け渡しです。
使い始めたら1ヶ月くらい様子を見て、微調整に行くといいかもしれません。フィッティングの時と感覚が変わっていることもあるので。
それでは、よきメガネライフを!
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