Arcブラウザの乗り換え先を探す|Zen・Vivaldi・Dia・SigmaOSを比較

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Arcブラウザの乗り換え先を探す|Zen・Vivaldi・Dia・SigmaOSを比較

ここ数年、メインブラウザとしてArcを愛用しています。

「縦タブ+Spaces」で構成されるミニマルなUIが気に入っていて、仕事用・個人用といった用途ごとにブラウザ環境を切り替えられるのも便利です。

しかし2025年、Arcは新機能の開発をほぼ終了してしまいました。現在、開発元のThe Browser Companyは後継ブラウザ「Dia」の開発に軸足を移しています。

Arc自体はまだ問題なく使えるものの、この先もずっと使い続けられるとは限りません。

そこで、Arcの使い勝手をなるべく維持したまま乗り換えられるブラウザはないか、Zen Browser、Vivaldi、Dia、SigmaOSの4つを比較してみることにしました。

目次

高機能で洗練されたブラウザ・Arc

高機能で洗練されたブラウザ・Arc

Arcは、The Browser Companyが開発したChromiumベースのブラウザ。

余計なUIを省いたミニマルなデザインが特徴で、タブが画面上部ではなくサイドバーに縦並びになっています。

Arcの愛用ポイントのひとつが、ProfilesとSpacesによる作業環境切り替えです。

  • Profile:アカウントやCookie・履歴などを個別管理する単位
  • Space:開いているタブやピン留めしたタブをまとめた作業領域

仕事やプライベートなど、用途ごとによく使うページを分けて格納したり、Profileごとに別のGoogleアカウントを紐付けられます。

複数ページの分割表示などもあり、かゆいところに手が届く便利なブラウザでした。

乗り換えを決めた理由

Arcは2025年に新機能の開発をほぼ終了し、現在はChromiumの更新を中心としたメンテナンス状態になっています。

サポートが続いている間はArcを使うつもりですが、セキュリティアップデートやArc独自機能の不具合修正が、今後どこまで続くのかは気になるところ。

長期的に使い続けることを考えると、今のうちに移行先を探しておきたいと思いました。

乗り換え先に求める要件

まずは、乗り換え先に求める機能を書き出してみました。

  • ワークスペースを用途ごとに切り替えられる
  • 縦タブを使える
  • ページの分割表示ができる
  • Arcに近い、ミニマルなUI

特に重視したいのが、Profiles+Spacesのような環境切り替えです。
タブ群を用途ごとに分けつつ、必要に応じてログインアカウントも切り替えられる便利さは手放せません。

あとは、なるべくArcに近い感覚で使えて、作業に集中しやすい洗練されたUIであれば理想的です。

いっぽう、昨今のブラウザで推されているAI機能はむしろ優先度が低めでした。(不要なタイミングでしゃしゃり出てこられると邪魔なので)

候補となる4つのブラウザを比較

デザインと機能の面から、候補をZen Browser、Vivaldi、Dia、SigmaOSの4つに絞りました。

各ブラウザの簡易比較まとめ

Zen Browser

Zen Browser

ArcのUI・操作思想に近いFirefox系ブラウザ。

縦タブを前提に設計されており、WorkspacesやSplit View(最大4ページの画面分割)などが利用可能。外見は一番Arcに近い印象です。

WorkspacesではArc同様、左右のアイコンからタブ群を切り替えられます。
FirefoxのContainer Tabs機能を使えば、Googleなどのログイン状態も使い分け可能です。

ただし致命的なのが、ZenがWidevineのライセンスを取得していないこと。 そのため、NetflixやPrime VideoなどのDRM(デジタル著作権保護)コンテンツをブラウザ上で視聴できません。

Vivaldi

Vivaldi

カスタマイズ性の高い、多機能なChromiumブラウザ。

縦タブとWorkspacesを併用でき、Tab Tiling機能で画面分割も可能。
面白いのが、閲覧中のタブを束ねてグループ化できること(Tab Stack)です。

Arcより機能や要素が多いのでデフォルトのUIはごちゃついた印象ですが、カスタムすればArcに近い使い方ができそうです。

Dia

Diaブラウザ

Arcの開発元が手がける、ChromiumベースのAI統合ブラウザ。

リリース当初は「AIブラウザ」という印象が強く敬遠していましたが、現在は通常のブラウザ機能も充実しているようです。

ArcライクなProfiles、Tab Groups、Split Viewを標準搭載。2026年に入ってからも改良が続いており、初期よりもArcユーザーに馴染みやすいブラウザになってきています。

ただ気になるのが、DiaにはSpacesに相当する機能がない点。
Arcでは1つのProfileに複数のSpacesを紐付けられましたが、Diaは主にProfilesのみで環境を切り替えます。

また、Diaはピン留めしたタブの階層化にも制限があります。

頻繁に使うページのみをサイドバーに置き、入れ子で整理・保存したいページはBookmarks機能のフォルダで管理する、と使い分けることになりそうです。

SigmaOS

sigmaOS

縦タブとWorkspacesを中心に設計されたmac専用ブラウザ。今回の4候補では唯一、Safariと同系統のWebKitを採用しています。

縦タブとWorkspacesが中心のUIで、ぱっと見の印象はかなりArcに似ています。

タブを「Page=タスク」のように扱うなど、一般的なブラウザと少し異なる操作思想があるようです。
また、Chromeプラグインが使えない点がネックでしょうか。

Diaブラウザが第一候補

これら4つの中で最も要望に近いのはZen Browserなのですが、ブラウザから動画配信サービスを利用できない点は大きなデメリット。

そのため、現時点で有力な移行先はやはりDiaでしょう。

開発元が同じだけあって、Arcの系譜にあるミニマルなUIかつ、Arcからのデータ移行がしやすい点は魅力的です。リリース当初よりも機能面がArkに近くなった印象も受けます。

いっぽう、Spacesの扱いやタブの整理方法など、Arcとまったく同じように使えるわけではありません。このあたりは実際使いながら、自分に合うか試してみる必要がありそうです。

ひとまず、サポートが続いている間はArcを使い続けつつ、並行してDiaを試してみるつもりです。

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