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今回はKTTのMatchaキースイッチをレビューします。
私は普段、緑色の自作キーボードを使っているので、どうしてもスイッチも色味の綺麗なものに惹かれてしまいがち。タクタイルが好きなので、普段は外見・打鍵感ドンピシャなC³Equalz の kiwiを愛用しています。
そんな時に見つけたのが、このKTT Matcha 。
鮮やかなライムグリーンのタクタイルスイッチです。綺麗なデザイン、割とお手頃なPOM製ステム、しかも45gと軽めのスプリングということで期待をこめて購入してみました。
動作圧40gと、タクタイルの中ではかなり軽いバネを採用したスイッチです。
ファクトリールブはさらっとしたタイプで、購入時の袋に若干オイルが滲んでいました。
色味は抹茶というより鮮やかなライムグリーン。
発色も良く、パッと目をひくカラーのスイッチです。材質が違うステムとハウジングで綺麗に色が統一されているのが、地味に注目すべきポイントですね。
ハウジングのツメはMX型で、3pin仕様です。
スプリングは15mmで、プログレッシブな金メッキバネ。
POM製のステムは約13mmのロングポールです。ステムはレールとの接触部分にオイルがしっかりと塗布されていました。
ステム側はそこまでではありませんが、ボトムハウジング側は潤滑剤がベッタリとついているので、打鍵感の好みに合わせて多少拭き取った方が良いかもしれません。
驚いたのが、軸ブレの少なさ。
そのまま押し込んでも、キーキャップの上から揺らしてみても、ぐりぐりとした感触がほとんどしませんでした。
打鍵感はキーボード構成によって大きく変わります。あくまで参考としてお考えください。
そのまま打鍵してみた印象は、とにかく押し心地が滑らかです。
40gという数字ほどの軽さは感じづらいですが、他のタクタイルスイッチと比較すると確かに反発は弱めです。軽いというより「山が低く、滑らかなスイッチ」だと感じました。山というより丘のような感触です。
キーボードにセットすると、滑らかなバンプ感がより分かりやすくなります。かなり浅いところで丘を超えて、そのままストンと底へ。底打ち音はやや大きいですが落ち着いています。
ただ、耳を近づけるとややバネ鳴りを感じました。
多少は仕方ないとはいえ、ハウジングとのスレ感も若干あります。こだわるなら追加で潤滑した方が良いでしょう。
ファクトリールブの過剰な部分を拭き取って、Krytox 205 G0と105で潤滑してみました。(タクタイル感を損いたくないので、リーフ周辺は拭き取るだけに留めています)
元々がしっかりファクトリールブされているので目立った差は出ませんが、ハウジングのスレとバネ鳴りが若干抑えられ、打鍵音がさらに落ち着いた音になりました。
ただ、細部にこだわらない場合はわざわざルブしなくても十分かもしれません。
良かった点
イマイチな点
1つ60円程度のキースイッチで、これほど精度の高いハウジングと滑らかな打鍵感が得られるのはコスパが高いと思います。
軽さを求めて購入するとやや期待外れに感じるかもしれませんが、なだらかなバンプ感は確かに指への負担を軽減してくれます。個人的には見た目も相まって、かなり満足なスイッチでした。
こんな人におすすめかも:
KTTのMatchaはライムグリーンに統一されたデザインの、低め×滑らかなタクタイルスイッチ。見た目優先で購入したので、ここまで精度が良いことに正直驚いています。
低めの丘のようなタクタイルは長文をタイピングする時に活躍してくれそう。メインで使っていきたいと感じたスイッチの一つです。
国内ではTALPさんで取り扱いがあります。興味を持った方は是非試してみてください。
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