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以前の記事でも書きましたが、家のデスク用チェアを新調しました。
これまではイトーキの『エフチェア』を使用していましたが、新しい相棒はオカムラの『シルフィー』。
在宅仕事で長時間作業するので、ある程度しっかりしたチェアはマスト。その上で、標準的な女性の体格でもフォットするような椅子を求めて購入した製品です。
使用してみての感想や操作感などを紹介したいと思います。
シルフィーはオカムラのミドル〜ミドルハイ帯に位置するデスクチェア。
高い品質と身体にフィットする快適さを売りにしており、自前で調節できる箇所と、ショップでのカスタマイズの選択肢が多いモデルです。
背もたれ | エクストラハイバック、ハイバック、ローバック |
背面生地 | メッシュ、クッション |
カラー | プレーン11色、インターロック10色 |
フレーム素材 | 樹脂(白/黒) |
チェアタイプ | 5本脚、ハイチェア |
脚材質 | 樹脂、アルミ |
肘置き | アジャストアーム、デザインアーム、なし |
オプション | ハンガー、ランバーサポート、ヘッドレスト、ワークヴェール |
私はシンプルな「クッションハイバック、白樹脂5本脚、肘置き・オプションなし」を購入しました。色はプレーンカラーのグリーンです。
第一印象は「エフチェアよりもコンパクトだな」
スタンダードなデスクチェアといった見た目です。
オフィスチェアで重要なのが、身体へのフィット感。
特に女性の場合、せっかくの高級チェアなのに大きすぎて身体に合わない……なんてこともありえます。
シルフィーの魅力は、幅広い体格にフィットさせられる調整機能。
の5箇所の調整ができます。
まずは個人的に1番重要だと思っている、座面の調整から見ていきましょう。
調整レバーは左側前方の白い引き手。
座ったままで調節しやすい位置にあります。
前後の調整幅はかなり大きいように感じました。
身長160cmの私の場合、座面を一番縮めた状態では、深く腰掛けても膝裏に5cm程度の隙間ができました。逆に最大に引き出した状態では、腰が座面奥から離れ、深く座っていられなくなります。
しっかりしたオフィスチェアながら、コンパクトにもできる設計が嬉しいですね。
それでいて横幅は広めで余裕があり、サイドには厚いクッションのサポートもあります。幅広い体型の人にフィットしそうな座面です。
高さ調整レバーは右側前方に。
リクライニング調整レバーの内側にあるので、横側ではなく座面前方から手を伸ばす体勢になります。
『シルフィー』の座面高さの調整幅は10cm。
5本脚キャスターの場合、床から座面クッション上部までの高さは、いちばん低い状態で42cm、高い状態で52cmになります。
私の場合は一番下から若干上げた、44〜45cmくらいがちょうどいいと感じました。
『シルフィー』のリクライニングは、背面と座面の両方が動く連動式。
前傾状態では座面も前に傾き、後傾ではその逆に傾きます。座面の角度が90度に近い状態を保つので、腰にかかる負荷が少ないのが特徴です。
リクライニングを固定するレバーは左側前方。
固定モードは「前傾」「90度」「固定」の3段階です。
「前傾」モードでは、前傾〜後傾の全範囲の角度で自由にリクライニングします。
背中に体重をかけない状態では、座面ごとやや前のめりの体勢に。書き物やノートPCなど、集中して体が前傾しがちな時でも、背中をサポートしてくれるので疲れにくいです。
体を起こし、自然な体勢で作業したい場合は「90度」モードに。この状態なら前傾にはならず、体を起こした状態から後傾までゆったりとリクライニングできますよ。
リクライニングの途中で固定したい場合はダイヤルを「固定」にしてあげればOKです。
リクライニングの強弱調節レバーは右側。
こちらはネジを回すような無段階式。時計まわりに回せば反発が強く、反対に回すと弱くなります。
エフチェアと比較するとリクライニングはやや硬め。(エフチェアの弱反発モードが柔らかすぎただけかも)一番弱い状態でもしっかりと体を支えてくれます。
ただ、リクライニング・固定のレバーがやや下の方にあるので、深く倒した位置で固定するのが難しいように思いました。腕があと10cmくらいあれば問題なさそうなので、男性ならちょうどいいのかも。
背面クッションの描くカーブの角度も、自分に合わせて変えられます。
背中の両側のレバーを上にセットすれば背中のカーブが狭くなり、下にセットするとカーブが広がります。
小柄な人は狭く、大柄な人は広くすれば、背もたれもしっかりフィットしますね。
さて、そんな『シルフィー』を購入から1ヶ月ほど使ってみて、特に「いいな」と感じたところを紹介します。
一番良かったのは、絶妙なフィット感でお尻が収まる座面クッション。
決して柔らかくはないんです。むしろ、結構しっかりしている。ある程度の硬さと弾力があるのに、嫌な反発感をほとんど感じない座り心地です。
むりやり例えるなら、きめ細やかな粘土のかたまりに腰を下ろしたような感じ。
体重のかかり方に合わせて腰を受け止めてくれる感じがして、長時間座っていても疲れにくいです。
タイピングに集中したい時、これまでのチェアでは腕だけが前に出て、変に胸を張ったような体勢になって違和感がありました。
(それもあって腕を左右に開ける分割型の自作キーボードを愛用しています)
しかし、シルフィーの「前傾モード」を使うと普通のタイピング姿勢でも体が疲れにくいと感じました。
肩甲骨の辺りからグッと背もたれが当たるので、腕まわりが安定するのかもしれません。
もちろん、前に使っていたエフチェアと比較して、「イマイチ馴染まないな……」と感じた部分もあります。
デスクチェアとしての不満はほとんどないのですが、以下の2点は少し気になった部分です。
深めのリラックスした位置で固定するのは簡単なのですが、やや浅い位置で固定しようとすると微調整が効かない感覚がありました。
おそらく、リクライニング調整用のレバーが女性の手には遠い位置にあるからだと思います。
角度修正のためには、一度背中に体重をかけて固定を解除する必要があるので、コツを掴むまでにストレスを感じるかもしれません。
『シルフィー』の背面クッションは「カーブ状のクッション+表面に張られたメッシュ」のような作りになっているようです。
これまで使用していたチェアが硬めのエラストマー素材の背面だったこともあり、「ハンモックのように張られた布」に体を預ける感覚に少し違和感があります。
もっとも、エラストマーと違って冬場冷たくなることもないため、慣れれば快適になるのかもしれません。
以上、シルフィーの購入後レビューでした。
高機能なオフィスチェアは、女性が座るとサイズが合わないことも多いと思います。そんな中、シルフィーはかなりコンパクトに調整できる作りになっているな、と感じました。
以前使っていたイトーキのエフチェア『エフチェア』と比較すると、仕事や作業に集中できるのがシルフィー、リラックスもできるのがエフチェア、という感触です。
購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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