夜の自然探検へ!宮古島ナイトサファリツアー体験レポ

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夜の自然探検へ!宮古島ナイトサファリツアー体験レポ
  • 自然が好き
  • 動植物が好き
  • せっかく宮古島に旅行に行くのだから、何か変わったことをしてみたい
  • 夜の散歩はワクワクする。

そんな方におすすめなのが、宮古島の夜の自然を散策する「ナイトサファリツアー」です。

宮古島では複数のツーリズムショップがナイトツアーを催行しており、星空フォトやカヤックなど特徴あふれるツアーがたくさんあります。

そんな中から私が参加したのは、「宮古島マリン SUGAR3」さんのナイトツアー。ライトを手に、徒歩で夜の動植物を探索する内容で、ヤシガニや夜の鳥たち、宮古島の植物、昆虫など、宮古島の自然を味わえる大満足の体験でした。

この記事では、私が参加した体験レポを中心に、出会った動植物やツアー注意点について紹介します。

昼間とはまた違った魅力を感じられるナイトツアーの雰囲気を、ぜひ体験してみてください。

目次

宮古島の夜を探検:ナイトサファリツアー参加レポ

今回参加したSUGAR3さんのナイトツアーは、夜8時に集合し、ハンディライトを片手に約90分の散策を行うもの。

▪︎地域クーポンOK!《ジャングル探検》ナイトサファリツアー
▪︎ツアー時間:約1.5時間
▪︎年齢制限なし
▪︎¥4,000/人

最少催行人数は2人から。予約は一人でも大丈夫です。

年中開催されていて、季節によっても出会える生き物が変化しますよ!

集合場所は「来間島」の公園入り口

ツアーの集合場所は、宮古島の南西部の「来間島」にある、「タコ公園入り口」の駐車場。島をつなぐ橋を渡ってすぐ左手にある、小さな広場のような場所です。

「タコ公園」そのものではないので注意が必要。

場所を間違えてしまうと、どんどん細い道に入ってしまいます。夜の宮古島は街灯が少なく、駐車場を見落としやすいので気をつけましょう。

目的地を間違えて迷った

時期によってはツアー参加者で駐車場がいっぱいになってしまうので、車で来る場合は早めに到着しておくと安心です。

タコ公園入り口で参加者確認

集合場所に到着したら、ガイドさんによる参加者確認。

この時、散策用のライトを一人一つずつ受け取ります。

遠近両対応の明るいライトで、木々の間の暗闇も明るく照らせそうです。

闇の中のガジュマル。雰囲気はばっちり。

さっそく現れる有名なアイツ

ツアーが始まると、ガイドさんに続いて真っ暗な遊歩道を進みます。

自然が相手なので、珍しい動物が見つかるかは運と参観者の観察眼次第。何か見つけてやるぞ、と皆あちこちをライトで照らす光景は、さながら林間学校の夜。大人でもわくわくする体験です。

一見何もない道でも、ガイドさんの手にかかれば次々に昆虫や植物が見つかります。立ち止まり、時には手に取っては、生物の特徴や島の暮らしとの関わりを解説してくれます。

ふむふむと感動しながら進んでいると、急に

「あ!」

と急に茂みの方へ向かっていくガイドさん。

「いた!!」

野球グラブのような何かを手に取って戻ってきました。わさわさと開いた脚、大きな鋏。これは……

ヤシガニだ!!

ジャングルツアーの看板とも言えるヤシガニに出会えました。大きさは胴体が手のひらより少し小さいくらい。ヤシガニは成長がゆっくりで、このくらいのサイズで20-30才くらいなんだとか。

この時点で、ツアー開始から10分も経っていないくらいのスピード感です。早々に出会えた主役キャラに参加者は大興奮。

ツアーに参加した3月は気温20°くらいで、まだヤシガニの活動が始まるギリギリの季節。この時期にこんなに早くヤシガニが見つかるのは非常にラッキーだそうです。

逆に、夏になるとあちこちの木に果物のようになっているレベルなんだとか。

この直後にも一匹発見しました。

解説してくれるガイドさん。

ヤシガニの雌雄はお腹を見ると判別できて、「腹脚」と呼ばれる、卵を抱えるための毛が生えているのはメスらしいです。

タコ公園からは、非現実的なほどの星空が。

30分ほどかけ、ツアーは折り返し地点のタコ公園へ。

一切のあかりがない真っ暗な公園の高台からは、夜空にぼんやり照らされた海が見えます。

「宮古島の星空はすごい」とよく言われますが、たしかに空一面に星が撒かれ、どこかしらで何かが輝いています。色気のない例えをするなら、コショウを振りかけたような夜空。細かく散ったパウダーペッパーと、ところどころ混ざるホールの大粒、それら全てが星だというのが信じられないくらいです。

もう少し一般的な例えをしたいけれど、見えるものが非現実すぎて難しい。そんな星空でした。

帰り道も楽しみがたっぷり

タコ公園で小休止して星を眺めたら、今度は帰路へ。

一度通った道だしもう目新しいものはないかな……と思いきや、見逃していた生き物が次々に見つかります。参加者もだんだん目が慣れてくるのかもしれません。

木の上で眠る鳥。あまりライトで照らしすぎると、目を覚して逃げてしまいます。

運次第ではコノハズクやアオバズクなどのフクロウや、オオコウモリなどにも出会えるそうですが、今回は夜行性の鳥・哺乳類たちには出会えませんでした。

足元にいたミナミヤモリ(オキナワヤモリかも)

また出会ったヤシガニ。

最初に出会った個体が木に登っていました。

ヤシガニは木登り上手で樹上の果実を食べたりしますが、体が柔らかいのでうっかり落ちて死ぬこともあるんだとか。

そのほか、ナナフシやコロギスなどの昆虫、蜘蛛やカタツムリ、オオタニワタリやモモタマナなどの熱帯植物を観察でき、充実したツアーでした。

駐車場に戻って、支払いと写真データの受け取り

最初に集合した駐車場まで戻ってきたら、ライトを返却してツアー終了。

予定通り、だいたい1時間半くらいでしたが、道中で見つける生き物によっては多少前後するかもしれません。

希望者は、ガイドさんが撮影した写真を追加料金無料で受け取ることもできます。LINE経由でデータをやり取りする、気さくなシステムです。

お会計もこのタイミング。

現地支払いを指定した場合は、ガイドさんに直接参加費を支払います。対面でもクレジット支払いはできるようでした。オンラインで事前に支払っている場合はそのまま解散OKです。

ナイトツアーに参加して良かった・悪かった点

良かった点

  • 宮古島の動植物が沢山見られる。
  • 土地勘もない島の夜は気軽に自然に飛び込めないので、ガイドさん同伴の散策は安全面でも安心
  • ガイドさんは解説が詳しい上にトークが上手い
  • 写真撮影に気を配ってくれる。生物の写真データがたくさんもらえるし、頼めば参加者のスマホで撮影もしてくれる。
  • 基本手ぶらで参加できる

悪かった点

  • 駐車場のスペースが限られている。
    他ショップのツアーと重なって混雑すると、後から来た人は駐車場での幅寄せや縦列駐車のスキルを求められます。運転が得意でない人は早めに行った方が安心です。

トータルで見ても、とてもいいツアーだったと思います。

季節によって会える生き物も変わるので、また別のシーズンに参加したいくらい。

唯一ともいえる難点の駐車場は、3月ですら結構混み合っていたので、ハイシーズンの夏はキャパオーバーしそうなのが心配でした(ひょっとしたら他にも駐車スペースがあるのかもしれませんが……)。

その他、気になった注意点

  • ツアーで出会える生物は蜘蛛や昆虫、カタツムリなども多いので、虫が苦手な人は辛いかもしれないい。
  • 道は暗く小さな段差も多いので、小さい子供と参加するときは目を離さない方がいい。
  • 同じ理由で、サンダルよりは靴の方が安心感がある。(上の方を見て歩くので足元が疎かになりやすい)

まとめ:宮古島で心に残る夜の冒険へ!

今回参加した「宮古島マリン SUGAR3」さんのツアーは、自然好きにはたまらない大満足のナイトツアーでした。

本土では見られない動植物や、世界観が違うレベルの星空が楽しめるため、せっかく宮古島に行ったなら試して損はないアクティビティだと思います。

これだけ自由なナイトツアーが楽しめるのは、宮古島は沖縄で唯一ハブがいない島であることも影響しているかもしれません。

もちろん怪我や事故には注意する必要はありますが、安全に楽しめる夜の熱帯雨林探索。機会があれば、是非楽しんでみてはいかがでしょうか!

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