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とうとう、憧れの万年筆を入手することができました!
ドイツ・ペリカン社の万年筆の中でも王道と言われているM800シリーズ。その限定エディションである、M805「オーシャンスワール」です!
「オーシャンスワール」は深い海の中のような、ゆらゆらと輝く青色の軸が特徴。角度によって変わる渦の表情を眺めているだけでうっとりとしてしまいます。
今回はこの万年筆についてレビューしていきたいと思います。
重さ:28g
長さ(キャップ収納時):13.9 cm
長さ(キャップ尻軸装着):16.3 cm
軸の太さ(持ち手):約1.1cm
存在感のある軸ですが、いざ手にしてみると見た目ほど太くは感じません。持ち手部分は一般的な三色ボールペンとさほど変わらないくらい。私の手のサイズは女性の平均くらいですが、しっくりと手に馴染んでくれます。
スーべレーンの他のシリーズと比較するとこのくらい(画像はほぼ実寸比)。
独特な渦を巻く模様。ゆらゆらとした銀色の輝きは深い海からのぼってくる泡のよう。あるいは、永い時を重ねた銘木の瘤材にも似ています。
光の当たり方でも表情を変える軸は眺めていて飽きません。
窓辺の自然光などの強い光の下では明るく鮮やかに、室内の蛍光灯では落ち着いた印象になります。
また、ペンによって多少の個体差があるようで、模様の出方が1本1本異なります。
私の持っている軸は暗めの色をしていますが、鮮やかな明るい青がメインのものも。原材料の削り出し方によって雰囲気がガラリと変わります。”自分だけの1本”感があって、より愛着がわきます。
スーべレーンにはコンバーターやカートリッジのような付属品はなく、ボディの中に直接インクを吸入します(尻軸の黒い部分が吸入用のスクリューになっています)。
ストライプ系の軸は若干の透けがあって中のインクが見えるのですが、オーシャンスワールには透けがありません。
容量は約1.5cc。コンバーター式の万年筆では0.5 cc前後が一般的なことに比べると、かなりの量のインクを蓄えられます。
限定モデルのM805は「シルバートリム」が特徴。
定番モデルのペン先が金と銀のツートンカラーをしているのに対し、M805は全体が銀色をしています。
定番の金×銀のカラーもオシャレですが、この銀一色のペン先はクールな印象。
主張が強すぎないので、軸の色が引き立ちます。
天冠も他のパーツに合わせてシルバーカラーです。
サラサラの梨地の中に、鏡面仕上げのペリカンのエンブレムが輝きます。
海外製の万年筆は国産のものよりペン先が太いので、字の描きやすさで考えるとF(細字)やEF(極細字)に惹かれます。
ですが、スーベレーンの魅力は豊かなインクフロー。せっかくなら太めのペン先で筆記感やインクの濃淡を味わいたいところ。
そこで、インクの書き味を楽しみつつ一般的な筆記にも使える M(中字)をおすすめします!
5mm方眼のマス目に文字を収めるのは少し難しいものの、横掛のノートへの筆記には問題ない字幅。普段使いと筆記の楽しさの良いとこどりができるペン先です。
エーデルシュタインはペリカン純正のボトルインク。宝石をテーマに、8つのカラーが販売されています。
私がオーシャンスワール用に使っているのはブルーブラックの「タンザナイト」。
軸の色にぴったりなのはもちろん、インク落ちがいいので、大切な万年筆にも安心して使えるのがいいところです。
K18(ロジウムコーティング)製のペン先は書き味がとっても柔らか。紙に触れた際のタッチが軽いのに加え、滑らかなインクフローのおかげでスルスルとした筆記感が楽しめます。
とはいっても、インクの出だけで滑らせている感じでもないんですよね。紙質にもよりますが、過度に裏抜けすることもありません。
滑るけれど溢れない、独特な不思議な書き心地です。
私は仕事でも趣味でもブログでも、アイデアをまとめるのは基本的に紙ベースなんですが、するすると滑らかなこのペンは、書いている時も思考を邪魔しません。
M805・オーシャンスワールは深いブルーの軸とシルバーの金具のコントラストが美しい万年筆。眺めて楽しく、使って嬉しい素敵な1本でした。
ゆらゆらと輝く軸の質感はデスクの上にあるだけでわくわくした心地にさせてくれますね。
このペンを手に入れてから、文字を書くのが一層楽しくなりました。
機会があればぜひ実物をご覧になってみてください!
それでは。
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