AI Chat GPT Stable Diffusion イベントレポ インディーゲーム キースイッチ デスク周り 推し活 水族館
Category:
ポケモン スカーレット/バイオレットのDLC「ゼロの秘宝」の新規情報が発表された今日この頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
ゴーストポケモンを愛好している私はチャデスが楽しみです(進化先の名前候補は「ソチャデスガ」を推しておきます)。
そんなスカーレット/バイオレットの話題で持ちきりの今、あえて『LEGENDS アルセウス』の記事を書いています。
2023年夏時点で発売して1年半の『Pokémon LEGENDS アルセウス』は、他作品との互換がない時系列、アクション要素が強い新システム、大自然の中を駆け回れる半オープンワールドと、斬新な試みが多かった作品です。
何よりの魅力は「人とポケモンが自然の中で生きている」感じが丁寧に描かれている点でしょうか。
北の厳しい環境で生きる人間とポケモン。ビッパが作ったダムを渡ったり、極寒の地に沸いた温泉にポケモンが浸かりにきていたりと、さも「そういう野生動物である」ように描かれるポケモンの姿にプレイ中はワクワクし通しでした。
LEGENDS アルセウスの作中では、「生物としてのポケモン」を描き出すための細かいこだわりが随所に感じられます。
例えば、これまでは単なる数字でしかなかった個体サイズすら、ちゃんと3Dモデルの差として反映されています。ポケモンの写真を撮ろうとするとカメラを目で追ってくれるし、「生きている」「そこに居る」感がとにかく強いんですよね。
そんな『LEGENDS アルセウス』で特に好きだったのが、アンノーンのいる風景。
アンノーンはアルファベットをモチーフにした、生物なのかも怪しい不思議なポケモン。歴代タイトルでは遺跡の中にのみ存在するのだけれど、『アルセウス』ではその無機質さと裏腹に、自然の只中や暮らしの片隅に、当然のように紛れ込んでいます。
26+感嘆符の、計28種類。その全てが広大なマップのどこかしらに潜んでいて、アンノーンを探すのもお楽しみ要素のひとつとなっています。
たとえば、これ。
キャンプ跡に佇む『D』。
切り株に残された斧のような面持ちです。出会ってはいけない「何か」との邂逅のようでどきりとします。シュルレアリスムみたい。
続いては、人工物の痕跡に張り付く『M』。
道端でふと違和感を覚えて振り向けば、そこに。
泰然とこちらを見つめています。
高い木にぶら下がる『!』
かなり注意深く探さないと見つけられない、木の上にい個体です。
葉を落とした針葉樹と降りしきる雪、朝焼けの靄が物寂しさを強調しています。
ビッパ達の作ったダムに引っかかる『S』
うつろな瞳。
川から流されてきたのかもしれません。
枝のフリをした『I』……と見せかけて、実は『Q』。
もしもアンノーンの存在を知らない状態で、虫取りに行った山でこんな生き物に出会ったら。
想像するとぞくぞくします。
最後に、一番好きな写真を。
民家の裏で、洗濯物に紛れる『?』
しれっと人里にまで紛れ込んで、物干し竿にぶら下がっている。違和感しかない造形の生き物のくせして、この馴染みっぷりはなんなんでしょう。
一軒家の軒先に揺れるムシコナーズを目にした時のような、「ああ、生活してるんだなぁ」感がたまりません。
もうすぐ公開となるスカーレット/バイオレットのDLC前編・「翠の仮面」では、山間部の田舎が舞台。レジェンズアルセウスのように、人とポケモンの生活感のある暮らしが描かれているかもしれません。
また魅力的な風景が見られることを期待しながら、Switchの写真フォルダを整理しています。
コメント