バレットジャーナルを半年使ってみて【感想・私のノート構成】

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バレットジャーナルを半年使ってみて【私のノートと感想】

バレットジャーナルはアメリカのデザイナー、ライダーキャロル氏が考案した手帖術。

ADHDの忘れ物や、タスクのスタックを解消するために作り上げたシステムです。頭の中の細かな情報を全部書き出して、「今取り組むべきタスク」に集中できるような手帳フォーマットになっています。

「自分に合ったフォーマットを自分で作る」スタイルなので、デコやコラージュとの相性が良く、いわゆる手帳界隈では華やかに作り込んだものが多く公開されていますね。

そんなバレットジャーナルを、私もタスク管理に使ってみることにしました。デコは性格的に向いていないので、ボールペン一本でガーっと書き込む、原点回帰の質実剛健スタイル。

半年間実際に使ってみたノートの構成と、使い心地をまとめます。

目次

私が使っているバレットジャーナル用ノート

バレットジャーナルに使ったのは、『カクリエ プレミアムクロス』

A4三つ折りサイズのスリムノートで、薄いクリーム色の紙に5mm方眼(グレーの点線)が入っています。さらさら・なめらかで描きやすい紙質で、万年筆でも裏抜けしません。

A4三つ折りというのが絶妙なサイズで、開くとA5より少し大きく、見た目以上にたっぷり書き込めます。机に置きっぱなしにしても場所を取りすぎないのもポイント。

良く使うバレット(マーカー)

オリジナルバレットジャーナルで使うバレット(マーカー)

使う記号は□、○、△、−の4種類。
それぞれタスク、イベント、メモ、アイデアを記述するのに使っています。

事前に決めた記号だけを使うことで、スムーズに予定・メモの確認ができます。特にタスク(□)の塗りつぶし具合で進行度が分かるシステムは便利でした。

構成

  • フューチャーログ(年間カレンダー)
  • マンスリーログ(月別カレンダー)
  • ガントチャート(進捗管理)
  • デイリーログ(タスク管理とメモ)

バレットジャーナルの定番構成(フューチャーログ、マンスリーログ、ガントチャート、デイリーログ)に落ち着きました。

特に、ガントチャートは複数日にまたがるタスクの進行状況を可視化できるのが便利です。

バレットジャーナル:執筆スケジュール管理用ガントチャート

ガントチャートの上には、その日の調子を3段階で評価するトラッカーをつけました。 

メインのデイリーログは1日半ページ + 一週間の振り返り枠で、4ページで1週間分になるように作っています。

バレットジャーナル:タスク管理用デイリーログページ

バレットジャーナルを半年続けてみて:

使い始めのころは「ちゃんと続けられるか……?」と半信半疑でしたが、気づけば半年。少しずつ自分なりのスタイルが固まってきました。

バレットジャーナルを続けて見えてきた、自分に合った点・課題点を整理してみます。

個人的に気に入っている3つのポイント

文房具を活かせる

私は文房具が好きでボールペンや万年筆インク、紙質の良いノートなどをストックしているのですが、パソコン作業が中心だと文具を使わなくなるんですよね。バレットジャーナルだと好きなペンやノートを使えるので癒されます

特に、ノートの紙質やサイズが好きに選べるのは嬉しいポイントでした。

好きなユニットを好きな順番で入れられる

市販の手帳では満足できなかった部分を満たせるのもバレットジャーナルの利点。

「カレンダーページは冒頭まとめてじゃなく、ひと月毎にデイリーの手前に入っていてほしい」とか、「ガントチャートでタスクだけじゃなくて体調管理もしたい」とか、市販品では難しい要望も叶えられます。必要ならメモや欲しいものリストを間に挟んだり。自分に合わせてカスタムできるのが良かったです。

タスク・アイデア・メモの管理がしやすい

『その日するべきことに集中できる』のがバレットジャーナルの特徴ですが、確かにタスク管理の効率は今まで使った手帳よりも良かったです。

毎日デイリーページを開いて、その日のタスクを書き出し、完了したら塗り潰し。作業中に浮かんだアイデアなども、同じページに全部メモ。1日の終わりに振り返って、残すべメモはPCでエディタやNotionに転記。流れがシンプルなのと、「とりあえず、ここをみておけばOK」というページがある安心感がいいですね。

自分の文字サイズやメモ量に合わせて割り当てスペースも変えられるので、ページがスカスカでモチベーションが下がることもありませんでした。

半年使って感じたバレットジャーナルの課題

過去のタスクやアイデアを振り返るの大変

私の使い方では基本一日完結で、過去ページを見返すことは少ないのですが(見返しそうなアイデアはPCでメモに転記するため)、たまに以前やったことを振り返ろうとすると「どこに書いたっけ?」となりがちでした。

本来のバレットジャーナルの使い方通りにちゃんとした目次ページを作って、重要ページの番号をまとめたりすれば参照しやすくなりそうですが……そこまでするのは正直面倒です。

「翌月分のページを作る」という作業が地味に重い

バレットジャーナルの一番の難点がこれだと思います。

全て手書きなので、月をまたぐたびに新しいページを書き足さなくてはいけないのが手間です。月末が忙しい時などは「タスク管理ページを作る」というタスクを終えられず、予定が渋滞することも。

まとめ

これまでノート式の1日1ページ手帳やシステム手帳、カレンダーへの直書きなども試してみましたが、バレットジャーナルが1番やりやすく感じました。

日々のタスク管理が中心な方や、構成の自由度を求める方におすすめです。

参考:これまで使った手帳の所感

1日1ページ式手帳(EDIT)
1日あたりのスペースが広すぎてスカスカな印象に。真っ白なページが続くとモチベーションが下がってしまっていました。結果、目先のタスクのみを卓上メモで管理し始めて手帳の使用頻度が低下。メモやアイデアなどを沢山書くような使い方なら合っていたのかも。

マンスリーページのみの手帳
開き直って、カレンダー+月1-2ページのフリースペースだけで全ての予定管理を試みることに。アイデアやメモなどの細かい情報は別ノートを併用。自分には結構合っていた印象ですが、このころから1日のタスクを細かく書き出すようになり、書き込みスペースの不足を感じるように。

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