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最近、自宅デスクで使っていたチェアを買い替えました。
以前使っていたのは、イトーキの『エフチェア』。
約7年ほど使っていたので、長期使用してみての良かったところ・イマイチだったところをお伝えしたいと思います。
エフチェアは、購入した2017年時点ではミドルクラスのエントリーモデル。その後リニューアルされ、現在はミドルクラスの高価格寄りのモデルに位置しています。過去モデルでのインプレッションにはなりますが、検討の参考になれば幸いです。
『エフチェア』は、オフィス家具の老舗メーカー・イトーキのデスク用チェア。
腰回りをしっかりサポートしつつも、肩〜首周りの動きを妨げ図、フリーに動かせるよう設計されています。
エフチェアは体格に合わせた調整がしやく、長年愛用できるチェアでした。
特に、以下のような点を重視する人におすすめできるかと思います。
特にポイントなのが4番目。
現在、エフチェアと価格帯が近い製品には『シルフィー(オカムラ)』『デュオラ(コクヨ)』『アクトチェア(イトーキ)』などがありますが、リクライニング中の固定はエフチェアが一番細かく調整できます。
女性の平均的な体型(160cm 50kg台)の私が、以下の構成のモデルを平日2-3時間、休日5-6時間程度、ほぼ毎日使用しての感想です。
私のチェア構成:
7年間ヘビーに使用しましたが、座面がヘタることもなく快適なデスクチェアでした。特に気に入っていたポイントを紹介します。
まず、座面の縦幅と背面角度をこまかく調整できるのが良かったです。
しっかりしたデスクチェアは座面が大きくて深く座れなかったり、腿裏の血流が圧迫されるようなモデルも少なくありません。エフチェアも初期設定ではやや大きく感じましたが、スライドバーによる座面調整でちょうどいい幅に合わせることができました。
座面の調整幅は最大5cmで、一番小さくした状態なら、女性でも膝裏に余裕がでます。
また、背面角度は3段階に調整可能。
一番起きた状態ではチェア背面が背中にフィットし、心地いいホールド感で作業することができます。動画視聴や考え事をするときは2段階目で。3段階目はほぼ使用しませんでしたが、かなりゆったりとしたポジションになるので、リクライニングと合わせたリラックスにいいかもしれません。
何より、ストッパーを使ってリクライニング中の好きな位置で背面を固定できるのが便利でした。地味ですが、この「無段階調節できるリクライニング」はエフチェアの大きな特徴だと思います。
細かな調整ができることに加えて、上下昇降・背面角度調整・リクライニングの3つの調整レバーが全て右側、かつ手が届きやすい範囲にあるのもポイントでした。
新しく購入したシルフィーと比べても明らかに操作性が良く、楽な姿勢で座ったまま、ほとんど体勢を変えなくてもレバーに手が届きます。座りながらの調整がしやすいのが嬉しいですね。
7年の間、結構な時間を共にしてきましたが、座面クッションがへたることはありませんでした。
流石に一番負荷がかかるお尻の部分はダメージがあったのかとは思いますが、座った感覚では分からず。座面の耐久性だけでいえば、まだまだ長く使える椅子でした。
続いて、使っていて「ここはイマイチだったな」というポイントを。どちらも背面シートについての不満点です。
※旧モデルでの感想なので、現行モデルでは改善されているかもしれません。
柔らかいプラスチックであるエラストマーの背もたれは、しっかりしたホールド感があるのは良かったのですが、夏場は蒸れ、冬場はヒヤリと冷たいのが難点でした。
蒸れはシート表面の立体形状のおかげで軽減されているのですが、冷えはどうにもならず……。ひんやりとしたものに背中を包まれるので、冬場の朝やお腹を壊しているタイミングではメッシュの方が良かったです。
エフチェアの特徴は、腰をしっかりサポートしつつ、肩周りはフリーになるシート設計。
中程がくびれたダイヤ形状の背もたれは、腕の可動域をキープするためのものだそうですが、私の体格ではハイバックが背中をしっかり覆ってしまい、腕の自由さをそこまで実感することはできませんでした。女性には少し大きめの作りだと思います。
私がエフチェア購入したのは、2017年の春。就職がきっかけでした。趣味でデスクにいることが多いので、長時間座っても負担の少ない椅子が欲しかったのです。
ちょうどその頃、「高級チェアは女性の体には大きすぎるので、日本人女性に合うチェアを予算別に選んだ」という趣旨の記事がバズっていたため、その記事を参考に選びました。
こちらの記事では最終的にオカムラの『ルーチェ』が選ばれていましたが、私はデスクでくつろぐことも多いので、ミニマムすぎるこちらの製品はピンとこず。
読書などでリラックスした姿勢も取りたい、足を組み替えたりあぐらになることもある、ということで、座面が広めの『エフチェア』と『シルフィー(オカムラ)』に狙いをつけ、予算面からエフチェアを選びました。
(※当時、肘なしハイバックのエフチェアが3.5万円、同条件のシルフィーは6.5万円と、価格差が結構ありました。現在はどちらも同じくらいの価格帯でリニューアルされています)
オフィスチェアの寿命は8年といわれています。
参考|JOIFA標準使用期間
経年劣化がオフィス家具の安全な使用に影響を及ぼさない期間(製造年からの年数)
イトーキのチェアもこのガイドラインに基づいて製品保証をしていますが、やや早い7年で買い替えることになったのは、昇降機能が壊れてしまったため。
原因はおそらく4年目と7年目にあった2度の引越しによるダメージです。チェアのガスシリンダーは1日8時間の使用で3~10年の寿命と言われているらしいので、長期の使用で弱っていたところに運搬や振動による衝撃で耐えられなかったのでしょう。
以上、7年愛用していた『エフチェア』のレビューでした。
昇降機構のトラブルで買い替えとなってしまいましたが、毎日何時間も使っていたのに座面のヘタリもなく、本当に良いチェアでした。
この記事を読んで少しでもご興味を持たれた方は、ぜひ一度お店で試座されてみると良いかと思います。オフィス家具ショップのほか、イトーキでは東京や大阪のショールームなどで見学が可能ですよ。
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