新宿:FINCA(フィンカ)で推しキャラのイメージ香水を作ったレポ

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新宿:FINCA(フィンカ)で推しキャラのイメージ香水を作ったレポ

以前、横浜のcafe・青猫さんでキャライメージのカクテルを楽しんできました。

味の次は香りだ!
ということで、今度は「キャライメージの香水」を体験することに。

訪れたのはTwitterでも話題になった新宿の香水ショップ「FINCA」さんです。

FINCAさんでの推し香水作りについて簡単に説明すると、香水の重ね付けで ”推しのイメージの香り” を作ってもらうサービス。スタッフさんの質問に答えつつ、イメージや好みを伝えて香水の組み合わせを選んでいただきます。

今回はそんな推し香水作りについて紹介したいと思います!

目次

香りBar・ Finca

Fincaさんはオリジナルの香水を取り扱っているショップ。店内には60種類を超える香水(オードトワレ)があります。

キャラクター香水サービスでは、その中から2種(もしくは3種)を重ねてイメージ通りの香りを作っていただけます。

3万以上の組み合わせパターンから選ばれる香りは、重ねる順番や比率によっても印象が変わるため、まさに自分だけの「推しの香り」

イメージ香水作りの流れ

店内では、次の流れでイメージ香水を作っていきます

  • インタビューシートの記入
  • 案内・諸注意の説明
  • ヒアリング、イメージの深掘り
  • 試香しながら香を作っていく
  • お会計

インタビューシートに「推しに関するイメージ」をたくさん書き出し、その内容をもとにスタッフさんが香りの組み合わせを提案してくれます。

用意してもらった香りを実際に試しながら、「こっちよりはこっち」「もっと甘く」など、さらなる調整を加えて最終的な香りを作っていく感じです。

キャラ香水をオーダーする時の注意点

具体的な人物名、キャラ名を伝えない

著作権の問題から、作品名や個人名を出すことはNG。語彙力とイメージ力をフルに使って、言葉だけで推しの「概念」を伝える必要があります。

SNSにアップするときも注意が必要です。完成した香水の写真やレポ漫画をアップするのはOKですが、「〇〇のイメージ」と具体的な名前を出すのは避けて紹介しないといけません。

これらの内容はお店でも口頭で説明されるので必ず守りましょう。

レポ・実際に作ってみての感想

友人と一緒に行ってきました。
浮かれすぎて写真をほとんど撮れていなかったので、文章ベースでレポートしたいと思います。

到着〜インタビューシートの記入

日曜日のオープン30分前に到着して3人待ち程度。開店時間までに、自分達を含めて10人程度が並んでいたと思います。

(現在はお店のHPで予約が可能です。インタビューシートのPDFデータもあるので、事前に印刷・記入しておくとスムーズかと思います)

コロナ前だったので店舗の前、邪魔にならないよう距離を詰めての列形成でした。

待機中にオーダー用のインタビューシートをスタッフさんに手渡されます。シートの項目は以下の通り。

  • 用途(自分用 /プレゼント用 /オリジナルイメージ・創作)
  • 香りのイメージ(性別 / 年齢 / 職業 / 性格 / 特徴 / 好きなところ / イメージカラー / モチーフなど)
  • 好きな香り
  • 苦手な香り

推しのイメージ香水を作るので、用途は「オリジナルイメージ・創作」を選びます。

「自分用・プレゼント用」では、その人自身のイメージに合わせて香りを作っていただけるそうです。

「香りのイメージ」については、細かいこだわりなどもしっかり書いた方が香りの組み合わせを作りやすいので、内容を事前に用意しておくとスムーズ私は以下のような内容を書きました。

20代くらいの男性、オリエンタルな美形
ストイックで真面目、理想的な優等生でありたがっている。常に完璧であろうとしているし傍目にもそう見える。けれど深く内面を覗くと内側の脆さとどろどろした人間らしさの一部を知ることができる。(しかし、徹底的に内側を知ろうとしないと何もわからない)
イメージカラーは白と青、イメージする花は蓮
好きな香りはウッディ系で、苦手な香りはなし

なんとなく察せたら笑ってください。実際はもっと個人的解釈を盛っていたと思います。

一瞬で決まったベースの香り

店内に案内され、区切られたブースで担当のスタッフさんから説明と諸注意を受けます。その後さきほど記入したシートを手渡し「推し香水作り」の始まりです。

さっそく、ふむふむとシートを読むスタッフさん。ひととおり目を通し終えると、力強く頷きます。

「イメージの花が蓮との事なんですが…まさにドンピシャの香水があるんですよ!」

そう言って取り出したのが「モネ/睡蓮」という香水。

「睡蓮の花をイメージした香りで、フローラルではあるんですけど甘すぎなくて、オリエンタルで落ち着いた感じの香りなんです。もう絶対これしかないと思って」

そう言って試香紙に吹いてくれた香水を嗅いだ瞬間、あまりにイメージに合いすぎていて口元が変な形に緩みました。一言で表すなら”オリエンタルな美丈夫”。いきなり現れる推しの輪郭。しかも私の好きなウッディ系の香り。試香紙を鼻の前でパタパタさせながら、赤べこのように首を振っていました。

「これですめっちゃ良いです初対面くらいの距離感で””居””ます」

ノリのいいスタッフさんは、私の気持ち悪い言動にも動じません。

「では、モネをベースに彼にもっと近づいていきましょうか!」

深掘りしながらイメージを降臨させていく

そこから組み合わせる香りの方向性を決めるため、いくつか質問と回答を重ねていきました。

自分の中のイメージを言葉だけでアウトプットするので中々難しいかと思いきや、スタッフさんが聞き上手なのでするすると言葉が出てきます。

「格好いい・綺麗・可愛いの3つだと、一番近いのは「綺麗」ですかね?」
「ですね。周囲の期待に応えようとする在り方が綺麗なので……!」

「彼は一緒にいるときは甘い感じの雰囲気ですか?」
「うーーーん、あぁ……(苦悩)いや、甘さはあんまりない感じでお願いします」

「どういう感じのお仕事されてます?」
「仕事と言いますか、古代インドの戦士階級と言いますか……」
「古代インド?????」

組み合わせる香りの提案

スタッフさんを困惑させつつ、ヒアリングをもとにいくつかの組み合わせを作っていただきます。

組み合わせ①
スパイス感のあるオリエンタルな香り。推しっぽい!ただ距離感が近いというか、雰囲気が甘やかというか、好感度が相当上がっている状態の推しになってしまう。これが私の推しだ!というには若干の照れが生じる。

組み合わせ②
ベリー系を合わせた少し甘めの組み合わせ。いい香りなんだけど、可愛らしさが強くて推しに抱いているイメージとは離れてしまった気がする。

組み合わせ③
”灼熱の太陽とサボテン”をイメージした香水をプラス。急に推しのお兄さんが乱入してきた。スタッフさんは「別の人登場しちゃったら違いますね〜」と笑っていたけれど、お兄さんのイメージ香水だったら完璧でした。

全て「モネ/睡蓮」という香水を使った組み合わせなのですが、重ねる香水が変わるだけで雰囲気がガラッと変わって驚きます。

①の時点でかなり明確な推しの姿が現れていたのですが、距離感に若干の照れを感じてしまったので

「①の方向性で、もっと甘さをなくしたようなのってできますか?」

とオーダー。

そして出来上がったのが

組み合わせ④
甘さが消え、かなりウッドが強い落ち着いた雰囲気に。どこかミステリアスなところもあり、周囲の期待通りに完璧であろうと気を張っている姿が浮かびます。推しです。出会った直後の推しです。

ただ、最初に①の距離感を浴びてしまったせいか、④の距離感に若干の寂しさを感じてしまうのも事実。気を許した自分だけに見せる柔らかさか、キャラの魅力であるストイックさか……。

両者を嗅ぎ比べては悩み、スタッフさんに勧められるまま一回外に出て嗅覚をリセットしては悩み、それでも決めかねた私は頭の悪い結論に至ります。

「両方買います!」

セクシーなの?キュートなの?
悩むなら両方手に入れてしまえばいいじゃない。

強欲な「ね〜え?」を脳内で流しながらそう伝えると、スタッフさんが素晴らしい提案をしてくれました。

「でしたら、この3種類の重ね付けも試してみますか?」

手早くシュシュっと試香紙を用意してくれるスタッフさん。出来上がった香りに、何かがカチッとハマったような感じがしました。

推しだ。推しが降臨した。

ストイックで、完璧を自負していて、それでも奥深くに柔らかい部分を隠している推しが、確かな輪郭を伴って、そこにいました。

写真撮影とお会計

組み合わせが完成したら、香水と説明カードを撮影させていただけました。

「この後は彼と一緒におでかけしますか?」とスタッフさんがとんでもない提案をしてくれたので、二つ返事でお願いしました。手首に吹きかけられる香水。

一緒に花形の試香紙(ムエット)にも香りを乗せてくれます。こちらはスマホケースに挟んでおくことに。

手帳型のカバーを開けるたび推しが現れるので、仕事の休憩時間とかの癒され具合が爆増します。

選んだ香水を包んでもらってお会計。
お店に入店してからお会計まで、大体30-40分くらいだったと思います。

お値段は1本 (30 mL) あたり税込2400円なので、3本で7200円。一度選んでもらった香水はオンラインでの購入も可能です。

オンラインショップではお得な大容量ボトルも販売しているので、気兼ねせず推し香水を使えるのが嬉しいところ。
http://www.kaoribarfinca.com

出来上がった推し香水

私が作った推しの香水の内容は以下の通り。

・カリブ 1 push
・ミッドナイトサーカス 1 push
・モネ 2 push

3種を重ねた香りはごりっごりのウッディ系。

つけた直後はきっちりしている印象が強いけれど、時間が経つと温かみのある甘さが出てきて ”徐々に気を許してくれるようになった” 感に脳をやられます。

トータル4プッシュと結構香りが強いので、普段はアロマボールに吹いてルームフレグランスのようにして使っています。

お出かけで身につけたい時は、香水を吹いた直後のボールに服やハンカチを被せておくと香りが移っていい感じです。

畳んだタオルの間にボールを紛れ込ませておくのもおすすめ。ふとタオルを使った時に ”推しの残り香” を認識して脳がバグります。

まとめ

今回はFINCAさんで推しのイメージ香水を作っていただきました。

作ってもらった香水が最高なのはもちろん、スタッフさんとお話する時間もとっても楽しく、FINCAさんで香りを選んでいただくこと自体が一つの体験として最高でした。

推しイメージ香水に興味がある方、自分の独自解釈の推しの香りが欲しい方、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。

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