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今回は自分の備忘録も兼ねてポスター作成のコツを書こうかと思います。
ポスター発表では立った時の目線の高さが非常に重要になります。
ちょうど目の高さくらい、何の気なしに視界に入るような位置には、ビビッとくるような面白いコンセプトやg重要なデータなど、目玉になる部分を盛り込むといいです。
逆にポスターの下のほうは見辛いため、この位置にはハイライトになる部分は持ってこないようにします。
私はよく、まとめや参考文献をこの位置に持ってきます。
大まかなレイアウトを考えるときは紙の上にザーッとレイアウト案を書き出します。
手持ちのデータ量・所用スペースと相談しつつ、5項目程度(背景、目的、方法、結果、まとめ)にまとめます。
(話の流れによってどこかを分割したり、レイアウトを入れ替えたりする)
余談ですがこういうとき私は8Bの鉛筆を愛用しています。ヌルヌル書けるのでラフな案出しにもってこいです。
要旨を読んで興味を持ってくれた人が来てくれやすいように、
演題とポスター番号を大きめかつ見やすいフォントで入れます。
些細なことですが、ポスター数の多い学会だとお目当てのポスターを探すのが思ったより大変なので、探す側は結構助かります。
私は学部のロゴマーク(もしくは大学のロゴマーク)についても目立つ位置にいれるようにしています。
共同研究や研究費を取得している場合などはそのロゴ入れたりします。
大雑把に決めたレイアウトを参考に手持ちのデータを落とし込んでいきます。
パワーポイントなら何枚分かになるデータでも、ポスターになると思ったほどスペースを埋められない、なんてこともあります。
逆にスペースを取りすぎて他の枠が圧迫されることも多々あります(化学合成スキームなんかは特に)。
レイアウトはあくまで参考と割り切り、スペース調節をしつつポスターを埋めます。
など、ぱっと見で重要な部分がわかるようにします。
突っ込んで欲しい部分は特に目立つように、でもやりすぎてゴテゴテしない程度に。
これはおまけ程度ですが。
私はポスターを目立たせるために全体に背景色をつけました。
(レイアウトを線や四角い枠で区切る人が多い印象を受けたので、より目を引くように)
まずポスター全体を単色べた塗りし、四角でデータを入れる枠を白抜きに。さらに白抜き枠にも枠線をつけています。
背景と枠線を同系色でまとめれば程よく馴染むし、逆に反対色にすればビビッドに目立たせることができます。(うるさい印象になりがちなので加減が必要ですが)
今回は夏っぽく背景を薄めの青、枠をスカイブルーにしてみました。
↓こんな感じ。
背景色や枠の色、太さを変えるだけで印象ががらりと変わります。
ポスターデザインについてはとにかく見やすく、わかりやすく。
さっと目を通しただけで大筋を把握できるようにするのが大事かと思います。
その上でいかに注目を集めるかが大事。
オーラルのパワポと違って一枚の紙に起承転結全て収め切らないといけないので難しいです。
以下の本を基本的な構成を学ぶ上で参考にしました。
様々なレイアウトや構成のポイントが例を挙げて紹介されています。研究分野によって適したポスター構成は異なると思うので、目を通しておくと参考になるかと。
後半にある実際のポスターの添削・改善例がわかりやすくて良かったです。
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